ライフスタイルに奥行きをもたらす家具たち


リビングの主役となる「サントロペ」の3Pソファ。華やかな張り地に合わせる木製フレームは、マカッサル・エボニー材。サイド側には真鍮細工が収まる。W220×D100×H90cm。販売価格¥1,814,400(税込)

由緒正しきマリネールの家具で構築するリビング

「衣食住」という言葉があるように、住まいもまた、充実した人生を衣充実した人生を送る上で欠かせない要素。自宅は日々の疲れを癒し、明日への活力を充電する場所にするべきだ。 しかしそのためには、リラックスできるインテリア家具を選ぶ必要がある。 特に肝心なのは素材選びである。家具は体を預け、肌に触れ、目に映るもの。素材から受ける印象はとても大きいのだ。スペインを代表する家具メーカー「マリネール」は、1893年にバレンシアにて創業した老舗。

創業当初は真鍮細工のランプを作る専門メーカーだったが、徐々に地場産業である木工の技術を取り入れ、真鍮細工の装飾を施した木工家具を作るようになる。一般的に木工家具と聞くと、ナチュラルな曲線を描いたノルディック(北欧)デザインをイメージする。しかしマリネールの家具たちは、直線的で力強く高級咸があるモダン家具であり、空間はシャープな囲気に仕上がる。 しかしながらディテールに目を向けると、 木の材質はマカッサル・ エボニー材を中心に、木目の美しい素材を使っているため温かみがある。

さらにブランドの骨格を成す真鍮飾りは、ロスト・ワックス製法という伝統的な手法を用いる。最終段階まで手作業で仕上げているので、工芸品にも似た優しさが楽しめるのだ。このマリネールの家具たちを、日本で展開しているのョーロッパのハイセンス家具を専門に扱う「ユーロ・カーサ」。2015年からは日本での独占販売権を獲得し、正規代理店となる。今年はソファやアームチェスサイドボードなどのリビング家具にまでアイテムを拡充しており、家全体のコーディネートが可能になっている。

各国のロイヤルファミリーが愛用し、また政府機関でも使われているという由緒正しきマリネールの家具で構築するリビングは、リラックスしながらも、上質な刺激に満ちている空間になるだろう。充実した人生を送るための自宅とは、かくありたいものである。


ツートンカラーを用いて華のある仕上がりになった[ビバリー]のサイドボード。W240×D50×F95cm。販売価格¥2,530,400(税込)


コンパクトなサイズながら、細やかな造作が美しい「サントロペ」のアームチェア。W85×D85×H75cm。¥1,143,200(税込)

2015年3月「HORLPGERIEI」本誌より引用(転載)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。