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CARTIER 女性たちの手元で光り輝く「タンク」が 永遠の平和のシンボルになる日

均整のとれたスクエアなフォルム。ローマ数字をあしらった文字盤。「タンク ルイ カルティエ」には、このメゾンならではのアイコニックなデザインコードが凝縮されている。

生みの親である3代目ルイ・カルティエ自身が愛用していたとされる時計だけに、彼の美意識が今なお息づいているかのように感じさせるのだ。ルイ・カルティエが、戦車(タンク)に触発されてこの時計を生み出したというのは有名な話。

試作品が作られたのは第一次世界大戦中の1917年だ。この頃、戦車などの兵器が著しく発達した結果、戦死者は1700万人を越えた。騎兵を中心とした以前の戦争では、多くても死者は数万人だったのだから、衝撃的なエポックだった。

戦車は新世紀を象徴するものとして人々の脳裏に刻まれ、やがてそのパワフルなダイナミズムは、アメリカでの芸術運動「マシンエイジ」へと発展していく。一方でヨーロッパでは、戦争にかり出された男性たちの不在を埋めるために、女性たちが社会に出て活躍。

家庭を守り、外出さえままならなかった女性たちが、働いたり、学んだりといった自由の翼を得て羽ばたき始めたのだ。名作「タンク ルイ カルティエ」が誕生したのはそんな時代。

優れた感性でマシンエイジを先取りし、さらに懐中時計を古くさいものにするのにも一役買った。ポケットにしまいこむ懐中時計と、手首にきらめく腕時計とではどちらがモダンな社会に似つかわしいだろうか?タンクのような腕時計の方に決まっている。

誕生から年月をへても「タンク ルイ カルティエ」のデザインは大きく変わっていない。むしろ変わったのは、人々の意識の方だ。ファッションデザイナーのジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャッは、フランスのモード誌にこう寄稿した。

「もしもすべての戦車(タンク)がカルティエで作られるなら、私たちはずっと平和に暮らすことができるのに」タンクが永遠の平和のシンボルになる日。今は、誰もがそれを望んでいるのだ。

「タンク ルイ カルティエ」 ウォッチ

カラフルなレザーストラップのモデルが揃う「タンク ルイ カルティエ」コレクションに、最新作が仲間入り。流れるような曲線のリンクが絡み合い、女性らしくエレガントな印象を感じさせるピンクゴールドのブレスレットモデルだ。7リーニュのブレスレットは驚くほどしなやかな仕立てで、身につけた時のフィット感は抜群。「キャリバー 1917 MC 手巻きメカニカルムーブメント マニュファクチュール」を搭載し、厚みが6.8㎜に抑えられているため、優雅につけられる。ジュエリーの華やぎを思わせる本格派ウォッチとして愛用したい。手巻き。18KPGケース×ブレスレット。ケースサイズ29.5×22mm。271万800円。カルティエ カスタマー サービスセンター問0120-301-757

2018年11月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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