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HUBLOT 素材と最先端メカ、ウブロの2つの魅力を凝縮

高級時計の世界で新素材の採用が競って行われるようになったのは、今から十数年前、西暦2000年を過ぎてからのことだ。例外はあるが、時計のケース素材といえばプラチナやゴールド、そしてステンレススティールだった。

ちなみにステンレススティールは鉄、ニッケル、クロムを主成分とする合金であり、現在のような組成のステンレススティールの生産法が確立されたのは20世紀初頭のこと。加工が難しいこともあり、当初はゴールド以上に高級な素材だったことは意外に知られていない。

セラミックやカーボンファイバー、ラバーなどの新素材を積極的に組み合わせてケースに大々的に採用し人々を惹きつけたのは、現代時計界で最も注目される人物、ジャン–クロード・ビバー氏がCEOを務めていたウブロであり、2005年から同社が展開した「ビッグ・バン」コレクションからである。

当時も今も「ART OF FUSION(異なる素材やアイデアの融合)」を製品の基本コンセプトに掲げる同社は、実は1980年の創業当時からゴールドケースの高級時計に天然ラバーのストラップを採用したことで、セレブリティの間で知る人ぞ知る存在。

つまりこの基本コンセプトは創業当時からのDNAと呼べるものでもある。

そして同社はこの「ビッグ・バン」で大ブレイク。18Kゴールド素材ながらステンレススティールを超えるヴィッカース硬度を実現した「マジックゴールド」を筆頭に続々と新素材を開発し、その素材を使った腕時計を続々と世に送り出してきた。

表紙の「ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック」は、そのウブロが1月にジュネーブで発表したブルーセラミックをケースに採用した最新作だ。セラミック素材でこれほどシックなブルーのカラーを実現した腕時計は初めてのこと。

しかもジルコニア系でその頑丈さは折り紙付き。さらにこのモデルにはもうひとつ、ケース同様にウブロの卓越した技術から生まれたスケルトンの10日巻きムーブメントを搭載という大きな魅力がある。外観でも中身でも勝負ができるウブロというブランドの魅力が凝縮された時計だ。

ビッグ・バン メカ-10 ブルーセラミック

腕時計の素材革命をリードするウブロの、画期的なダークブルーカラーセラミックケース、10日パワーリザーブのスケルトンモデル。自社開発製造の10日巻きムーブメントは、2つの香箱を備え、12時位置にはラック&ピニオン機構を使ったリニア(平行)型のインジケーターに、6時位置には残日数を数字で表示と、3時位置にパワーリザーブの残量が3日間を切ると赤いマークが現れる2通りのパワーリザーブインジケーターを備える。手巻き。マイクロブラスト加工ポリッシュ仕上げブルーセラミックケース。ケース径45mm。ラバーストラップ。251万6400円。LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ 問03-3263-9566

PhotographsHisashi Wadano StylingKatsuya Kubokawa TextYasuhito Shibuya

2018年3月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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