PLATINUM and BRONZE

プラチナは今が狙い目!

限られた場所からしか算出されないため、年間供給量が金の約1/19しかない希少金属。科学的に安定しており、生産量の60%以上が、自動車の排気ガス用の触媒などの工業製品に使われる。割金は0.05%のみでプラチナが持つ“ピュアな白さ”が特徴。また比重もあるので、ずっしりとした時計が好きな人にはオススメの素材だ。

PATEK PHILIPPE

クロノグラフ 5170P

ブルーからブラックへと変化するグラデーションダイヤルで、締まった印象に。インデックスはバゲットダイヤ。6時位置のケースサイドにもワインポイントダイヤが収まる。手巻き、PTケース、ケース径39.4㎜。1050万円。パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター 問03-3255-8109

BVLGARI

オクト フィニッシモ トゥールビヨン スケルトン

複雑機構トゥールビヨンを搭載しつつも、ムーブメントの厚みはわずか1.95㎜しかない。しかもスケルトン仕上げで、メカニズムもレイアウトも美しい。ハイレベルなエンジニアリングを堪能できる時計だ。世界限定50本、手巻き、PTケース、ケース径40㎜。1434万円。ブルガリ ジャパン 問03-6362-0100

OMEGA

シーマスター アクアテラ GMT ワールドタイマー マスター クロノメーター リミテッド エディション

中央に北極から見た地球の姿をエナメルで描き、その周囲を回る24時間リングと、ダイヤル外周の都市表記を組み合わせて、世界中の時刻を同時表示。プラチナケースにふさわしい優雅な時計だ。世界限定57本、自動巻き、PTケース、ケース径43㎜。563万7600円。オメガお客様センター 問03-5952-4400

ブロンズは経年変化を楽しむ

地球上に豊富に存在する銅が主原料で、融点が低くて加工性に優れる。柔らかすぎるため、錫などを割金することで硬度を高めたのが「ブロンズ」だ。古代から使用される金属であり、大仏やブロンズ像などは、時代を超えて受け継がれている。とても酸化しやすく、そのまま大気に触れさせておくと、表面の色はどんどんくすんでいく。

PANERAI

ルミノール サブマーシブル 1950 3デイズ オートマティック ブロンゾ-47㎜

かつては潜水器具にも用いられていたブロンズ素材で、ケースを製作した限定モデル第三弾。大型のケースがどんどん色を変えていくため、使い込むほど愛しくなる。ケースバックはチタン製。世界限定1000本、自動巻き、ブロンズケース、ケース径47㎜。151万円。オフィチーネ パネライ 問0120-18-7110

BALL WATCH

エンジニアⅢ ブロンズスター

経年変化しつつも、耐食性や耐摩耗性に優れる特殊素材アルミニウムブロンズを使用。インナーケースを備え、8万A/mもの耐磁性を確保。ケースバックはチタン製になっており、アレルギー対策も万全だ。世界限定3000本、自動巻き、ケース径43㎜。23万円。ボール ウォッチ・ジャパン 問03-3221-7807

ANONIMO

ミリターレ アルピーニ プリ リミテッド エディション

12時位置にリューズを移動させ、大型ケースの迫力が増した。ケースだけでなく、ダイヤルにブロンズカラーを合わせ、道具としての風格が増す。スウェードストラップも味わい深い。世界限定97本、手巻き、ブロンズケース、ケース径43.4㎜。59万4000円。ユーロパッション 問03-5295-0411

PhotographsNoboru Kurimura

2017年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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