HG TOPICS Vol.17

OMEGA

伝説の原点モデルが“トリロジー”として60年の時を超えて甦る!!

1969年、人類初の月着陸の際、バズ・オルドリン飛行士が腕に巻いていたことから“ムーンウォッチ”として知られる「スピードマスター」。優れた視認性に加え、耐磁性を備え、その名の通り鉄道関係者やエンジニアの定番として愛された「レイルマスター」。

時代に先駆けた防水性能で、プロフェッショナルダイバーたちに愛用された「シーマスター 300」。いずれもオメガを代表する傑作だが、その初代モデルが誕生したのはどれも60年前の1957年だった。これを記念してオメガは今年、その復刻版を限定で発表した。

うれしいのは腕時計本体、文字盤やケースはもちろんのこと、時計を収めるギフトボックスまでオリジナルのイメージに近づけようという徹底した「こだわり」。しかもデザイン以外、精度や耐久性など機能や品質は最新仕様だから、日常時計としてガンガン使える!

左.スピードマスター 60周年 リミテッド エディション

中央.レイルマスター マスター クロノメーター 60周年リミテッド エディション

右.シーマスター 300 マスター クロノメーター 60周年リミテッド エディション

“オメガ 1957 トリロジー” 各3557本限定で発売される、時計コレクター必見の3本のスペシャルモデル。価格はいちばん左のスピードマスターが83万1600円、レイルマスターが78万8400円、シーマスター300が81万円。3つをオーク材のスペシャルボックスに収め、ポーチ等をセットした557個限定のスペシャルセットは249万4800円。オメガお客様センター問03-5952-4400

BREITLING

チュードルとの技術交流で実現した新モデルの実力は?

今年、バーゼルに集う時計関係者の間で、クロノグラフの雄、ブライトリングとチュードルとの技術交流が話題になった。チュードルはロレックスのセカンドブランドとして知られる。日本未発売ながら魅力的なスポーツモデルで人気がある。

どちらも時計界では数少ない独立系企業。その2社が握手をしたとあれば、注目されるのは当然だ。この技術交流の中身は、ブライトリングとチュードルがそれぞれ相互にムーブメントを供給し合うというもの。

具体的にはブライトリングの「スーパーオーシャン ヘリテージⅡ」にチュードル製のMT5612ベースの3針キャリバーが、チュードルの「ヘリテージ ブラックベイ クロノ」にブライトリング製のキャリバー01ベースのムーブメントが搭載された。

どちらもすでに両社で製品化され、優れた性能と信頼性が証明されているもの。相互に供給し合うことで生産数も増え、さらに品質の向上が期待できるから、この交流は消費者にとっても間違いなくグッドニュースだ。


ヨーロッパでは大人気のチュードル

上:チュードル設計ムーブを搭載するブライトリングの新作「スーパーオーシャン ヘリテージⅡ 46」。約70時間のロングリザーブが特長。自動巻き。SSケース。51万8400円。ブライトリング・ジャパン問03-3436-001
中央:ブライトリングの「キャリバー01」を搭載するチュードルの「ヘリテージ・ブラック・ベイ・クロノ」
下:ブライトリング独自の仕上げが施された「キャリバーB20」。

TextYasuhito Shibuya

2017年6月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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