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PATEK PHILIPPE 名門の技術と伝統が結晶した 永久カレンダーウォッチの傑作

機械式時計の魅力に本格的に目覚めると、誰もが一度は複雑時計を所有したいと願うもの。時計史上最高の天才アブラアン-ルイ・ブレゲが発明した高精度機構トゥールビヨンを筆頭に、時刻を音で知らせてくれるミニッツリピーター、機械式で人形が動き小鳥がさえずるオートマタまで、さまざまなメカニズムのモデルが各ブランドから発売されている。

なかでも実用的でデザインも魅力的、毎日着けられる複雑時計として人気なのが、パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)ウォッチ。現在、世界中で広く使われている暦、修正グレゴリオ暦の「4年に1度、2月末に1日を追加する」という「うるう年の規則」までメカニズムに組み込み、1世紀の間は修正が不要なカレンダー機構を搭載したモデルである。

スイス機械式時計の頂点に君臨するパテック フィリップは、他の複雑モデルと同様に、このカテゴリーでも、機能性、信頼性、美しさなどあらゆる点で他の追随を許さない。

今回ご紹介する「Ref.5940」は、パテック フィリップが現在製造しているパーペチュアルカレンダーモデルのラインアップでも、特にエレガントでクラシックな逸品だ。

シックなエボニー・ブラック・オパーリン文字盤。その上に配置される、曜日表示と24時間表示、月表示とリープイヤー(うるう年)表示、日付表示とムーンフェイズ(月齢)表示、それぞれ2つの表示を組み合わせた3つの指針式インダイヤルのサイズ、配置のバランスも完璧。

さらに、このメカニズムを実現するムーブメント「キャリバー240 Q」も、時計愛好家が絶賛を惜しまない機械式ムーブメントの傑作中の傑作だ。

22Kゴールド製の偏心マイクロローターを使った巻き上げ機構を採用することで、パーペチュアルカレンダー機構を搭載する自動巻きムーブメントとしては驚異的なムーブメントの厚さわずか3.88mmを達成。

その結果、丸型よりもずっと優雅な雰囲気を持つホワイトゴールド製のクッション型ケースも極めて薄く仕上げられており、複雑時計とは思えない快適な着け心地が実現されている。

そしてサファイヤクリスタルのケースバックからは、宝石のように美しいこのメカニズムの姿、その動きがいつでも目で楽しめる。この時計を腕に、日々の時間を送ることのできる人は幸福である。

グランド・コンプリケーション

永久カレンダー Ref.5940

パテック フィリップを代表するパーペチュアルカレンダーモデル。1978年に完成した偏心マイクロローター式自動巻き機構を搭載する超薄型ムーブメント「キャリバー240」に、ムーンフェイズ表示付きのパーペチュアルカレンダー機構を組み合わせた「キャリバー240 Q」を搭載する。30m防水。自動巻き。18Kホワイトゴールドケース。サファイヤクリスタルバック(通常ケースバックも付属)。アリゲーターストラップ。ケース径44.6mm。1059万4800円。アワーグラス 銀座店問03-5537-7888

 

ムーブメント全面と同じコートドジュネーブ仕上げが施され、中央にカラトラバ十字が刻印された半円形のパーツが、ゼンマイを巻き上げる22Kゴールド製の偏心マイクロローター。

Photographs_HISASHI WADANO

2016年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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