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Japanese Artistic Time in Autumn

心地よい空気が漂いはじめ、過ごしやすい季節が到来した。旧来から感受性が高まり、絵画や読書、演奏会といった物事に落ち着いて取り組めることから“芸術の秋”とも称される。そんな季節に合わせて、世の名だたる時計メーカーからも、繊細で独特の美をまとった傑作が届いている。日本伝統の文化と、腕時計が放つ洗練された美の世界を堪能してもらいたい。

PATEK PHILIPPE

コンプリケーション 年次カレンダー Ref.539

1839年設立というスイスの名門が、長年の技術の粋を集めて作り上げたコンプリケーションウォッチ。年次カレンダーやムーンフェイズ、24時間表示のサブダイヤルといった多彩な機能を備えつつ、気品あふれる雰囲気も漂う。シンプルながら美しく磨き上げられたローズゴールドのケースも、高度な加工技術を誇る最上級の仕上がりだ。自動巻き。RGケース。ケース径38.5mm。問/アワーグラス 銀座店 問03-5537-7888

名門が感じさせる伝統と革新に包まれた落ち着いた美の世界

CARTIER

クレ ドゥ カルティエ

クレ”とは、フランス語で“鍵”意味する言葉。2015年に発表されたこの新作は、その名の通り、ケースサイドに沿うように配されたリューズを操作する際に、鍵のように90°回転させる。ラグから流れるようなラインを描くケース、独自のレバーシステムを採用する新ムーブメントを搭載するなど、高い技術力も光る。自動巻き。18KWGケース。ケース径40mm。問/カルティエ カスタマー サービスセンター 問0120-301-757

日本の和の世界で贅沢な時間を感じさせるプロダクツの真の価値

VACHERON CONSTANTIN

ハーモニー・クロノグラフ(上)

創業260年を迎えた老舗の新作は、1928年に発売されたクロノグラフを現代風にアレンジ。スクエアなベゼルとラウンド型ガラスが融合したクッションケースが、優雅な雰囲気を醸し出す。機構の面でも名作に倣い、自社開発したモノプッシャークロノグラフムーブメントを搭載。長く培われた技術が随所に息づいている。世界限定260本。自動巻き。18KPGケース。ケースサイズ52×42mm。問/ヴァシュロン・コンスタンタン 問0120-63-1755

BREGUET

クラシック 5177(下)

歴史に名を残す天才時計師の魂を受け継いだブランドの時計らしく、ブルースチール針や手彫りのギヨシェ模様など、気品あふれるクラシックな意匠が目を引く。だが内部には、シリコン素材のアンクルやヒゲゼンマイが使われ、現代的な技術との融合も図られている。機械式時計の伝統を守りつつ、新たな技術を模索し続けるブレゲの"今"を象徴する1本だ。自動巻き。18KRGケース。ケース径38mm。問/ブレゲ 問03-6254-7211

深い静寂のなかで刻々と時を告げる緻密なメカニズムの風格

AUDEMARS PIGUET

ジュール オーデマ・クロノメーター オーデマ ピゲ エスケープメント

共同創業者の名を冠するモデルだけあって、先達へのリスペクトを感じさせる技術と意匠が満載。懐中時計を思わせるエナメル文字盤や美しく磨き上げられたパーツに目を奪われがちだが、高振動、耐衝撃構造、省エネ設計など先端技術を盛り込んだ独自のエスケープメントも、この時計を語る上で欠かせない。複雑時計の真髄を堪能できる逸品だ。手巻き。プラチナケース。ケース径46mm。問/オーデマ ピゲ ジャパン 問03-6830-0000

モダンな空間のなかで存在感を放つ時計作りのフィロソフィ

JAEGER- LECOULTRE

マスター・クロノグラフ(左)

近年、同社が取り組む歴史的タイムピースへのトリビュートを象徴するモデル。“完璧な均整美”を求めて採用されたラウンドダイヤルには、サンレイ仕上げが施され、見る角度によって微妙に表情が変わる。時、分、日付、クロノグラフというオーソドックスな表示のみだが、配置のバランスが絶妙。さりげない完成度の高さに、ジャガー・ルクルトの矜持を見て取れる。自動巻き。SSケース。ケース径40mm。問/ジャガー・ルクルト 問0120-79-1833

OFFICINE PANERA

ルミノール1950 スリーデイズ クロノ フライバック オートマティック チェラミカ-44mm (右)

伝統のデザインを踏襲する大型ケースは、合成セラミックを加工したもの。傷や腐食に強く、精悍な印象を際立たせると同時に、実用性も高めている。ケースに収まるのは、同社初の自社製自動巻きクロノムーブメント「Cal.P.9100」。センター同軸の分・秒積算計が一緒にフライバックするもので、マットに仕上げた機構を背面から眺められる。自動巻き。ブラックセラミックケース。ケース径44mm。問/オフィチーネ パネライ 問0120-18-7110

長年培われたデザインセンスが光る確固たる存在感

TAG HEUER

モナコ クロノグラフ (左)

角形防水クロノグラフの名作「モナコ」の名を冠した定番モデル。モーターレースにインスパイアされた独特なケースデザインはそのままに、高精度ムーブメント「キャリバー12」などを搭載した信頼性の高さが魅力。スティーブ・マックイーンが映画で着用していたことからも、根強い人気を誇っているモデルである。自動巻き。SSケース。ケースサイズ39mm。問/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー 問03-3613-3921

ZENITH

エル・プリメロ410 トリビュート トゥ シャルル・ベルモ (右)

ゼニスが誇る傑作ムーブメント“エル・プリメロ”の開発に携わり、その復活にも貢献した時計技師、シャルル・ベルモへのトリビュートモデル。彼が好んだブルーの文字盤に各種表示が整然と並ぶが、クロノグラフの積算計、トリプルカレンダー、ムーンフェイズも備えた、多機能な時計だ。高度な技術や伝説に彩られた名品のひとつ。自動巻き。SSケース。ケース径42mm。問/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス 問03-5524-6420

上品な味わいと精悍なシルエットが奏でる卓越した美の共演

IWC

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー (左)

ポルトガル人の時計商の依頼により誕生したとされる「ポルトギーゼ」。このモデルは、永久カレンダー、4桁の西暦表示、パワーリザーブ表示などを搭載する、コレクションを代表する1本。ムーンフェイズの小さなダイヤルには、星を散りばめた夜空が描かれ、月と星が宇宙に浮かんでいるように見える、ロマンあふれるもの。均整の取れたデザインと相まって、優雅な気分を味わえる時計だ。自動巻き。18KRGケース。ケース径44.2mm。問/IWC 問0120-05-1868

BREITLING

クロノライナー (右)

高精度な時計で1930年代から航空シーンを支えてきたブライトリング。このモデルは、長距離フライトを想定した24時間表示の第2タイムゾーンを装備。先端が赤い針は、コックピットにおける視認性を確保する。ベゼルには、高い強度を誇るハイテクセラミックを採用。引き締まった輝きが 、過去と現代の融合を象徴している。自動巻き。SS×セラミックケース。ケース径46mm。問/ブライトリング・ジャパン 問03-3436-0011

派手さを押さえた洗練されたフォルムが究極の調和を実現

ORIS

ビッグクラウン コンプリケーション

機械式時計の魅力を、高いコストパフォーマンスで提供しているオリス。その真髄を味わえるのが、“コンプリケーション”と称する複雑モデルだ。日付・曜日表示やムーンフェイズ、セカンドタイム表示も搭載。文字盤にはギョシェ模様が施され、エレガントかつ精緻な雰囲気が漂う。それでいてパイロットウォッチを出自とするモデルらしく、どこか力強さも感じさせる。自動巻き。SSケース。ケース径40mm。問/ユーロパッション 問03-5295-0411

Styling/Eiji Ishikawa Photo/Takeshi Hoshi Text/Satoshi Takahashi、Ryo Ohtake(Horlogerie)

2015年9月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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