伝説のラグジュアリー・スポーツクロノグラフ

時計界には時代を超えて輝く伝説的な傑作がいくつか存在する。オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」コレクションはそのひとつだ。1972年に発表され、ラグジュアリー・スポーツウォッチの元祖にして究極と言われるこの基本デザインを手がけたのは、2011年に82歳で逝去した今も“史上最高のウォッチデザイナー”と讃えられる天才ジェラルド・ジェンタ。

このデザインで彼は第一人者して認められ、数多くの伝説的な傑作を世に送り出す。さらに1980年代末には自らの時計ブランドを設立、機械式複雑時計の復活に大きく貢献する。

つまり「ロイヤル オーク」は現代の高級時計を語る上で絶対に外せない名作なのである。この基本デザインを彼はたった1日で完成させたという。「ロイヤル オーク」コレクションの最大の魅力はやはり、ケースと一体化したブレスレット。

ひとつひとつの駒のサイズを変えてつなぎ合わせることで、バックルに向かって徐々に細くなる美しいシルエットと、腕のカーブになじむ。スポーティで、しかもエレガント。誕生から40年を経てもその魅力は少しも色褪せない。

ピンクゴールドケース&ブレスレットのこのクロノグラフモデルは、その基本デザインの魅力をよりスポーティに贅沢に堪能できる逸品。優雅に輝くケースの中で時を刻むのは、1875年の創立から時計界の最高峰に君臨するマニュファクチュールの芸術的な機械式クロノグラフムーブメント。外装も中身のメカもこれほど完成され、優雅で贅沢なクロノグラフモデルは他にない。

AUDEMARS PIGUET

ロイヤル オーク・クロノグラフ 26320OR.OO.1220OR.02

伝説のデザインにコラムホイール式一体型クロノムーブメントを搭載。10.8mmというケース厚もクロノとしては最薄クラスだ。グランド・タペストリー模様文字盤もエレガント。自動巻き。ケース径41mm。18KPGケース&ブレス。50m防水。問/オーデマ ピゲ ジャパン 問 03-6830-0000

Photo by Hisashi Wadano
Text by Yasuhito Shibuya
Styling by Eiji Ishikawa

2014年3月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。