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創業180周年を祝す「マスター」と「レベルソ」の競演

2013年1月、創業180周年を記念しコレクター垂涎の限定モデルを発表したジャガー・ルクルト。しかし、完売した限定モデル以外にも絶対に見逃せない、素晴らしいモデルがある。ブランドの不動のアイコンである「マスター」と「レベルソ」の複雑モデルだ。

JAEGER-LECOULTRE

スイス・ジュウ溪谷のル・サンティエで1833年に創業し、今年2013年に180周年を迎えたジャガー・ルクルト。これを記念して、去る1月の国際高級宝飾時計展(S.I.H.H.)で、最先端の複雑時計2モデルと超薄型モデルから構成される限定の「ジュビリー・コレクション『オマージュ・ア・アントワーヌ・ルクルト』」が発表された。

だが180周年を祝うのにふさわしい新製品は、このスペシャル・コレクションだけではない。同社を代表するシンプルなラウンド型ケースの「マスター」と、文字盤をクルリと裏返せる反転式の角型ケースの「レベルソ」にも傑作が登場した。「マスター・ウルトラスリム・パーペチュアル」と、「グランド・レベルソ・ウルトラスリム・デュオ」の2モデルである。

20世紀初頭の超薄型ポケットウォッチに始まる超薄型ムーブメントの伝統を継承・発展させた「マスター」は、永久カレンダー機構搭載の複雑時計ながらシンプルモデルと変わらないケース径40mm、ケース厚9.2mmを実現。

一方、1931年に「ポロ競技中でも壊れる心配のない腕時計を」という顧客の要望に応えて完成した「レベルソ」の最新モデルは、2011年に登場した現代的な「グランド・レベルソ・ウルトラスリム」のケースに、表と裏2つの顔を持ち、デイ&ナイト表示付きのデュアルタイム機能付き新型ムーブメントをついに搭載。

世界を舞台に仕事をする人々にとってこれほどクラシックでエレガント、しかも高機能なはモデルはない。どちらも、ケースに合わせたムーブメントを開発できるマニュファクチュールだから実現できた“隠れた名作”である。

マスター・ウルトラスリム・パーペチュアル(左)

1907年製・世界最薄懐中時計のDNAを継承する最新の永久カレンダーモデル。自動巻き、18KPGケース、レザーストラップ。/ジャガー・ルクルト。

グランド・レベルソ・ウルトラスリム・デュオ (右)

ポロ競技用モデルがルーツのレベルソの最新作。手巻き、SSケース、レザーストラップ。/ジャガー・ルクルト。

レベルソはダブルフェイス。表側はシンプルな顔でローカルタイムを表示。裏側は雰囲気の違う顔でホームタイムを表示する。

19世紀、すでに350を超えるムーブメントを開発していたジャガー・ルクルト。その比類なき開発力は今も他社の追随を許さない。

Text by Yasuhito Shibuya

2014年6月「HORLOGERIE]本誌より引用(転載)

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